鼻を横から見たときに、鼻の付け根の少し下辺りが盛り上がっている鼻を「わし鼻」と呼んでいます。
盛り上がっているのは、鼻の骨と軟骨の接合部に当たる部分です。
わし鼻は、女性を男性的に見せ、主張の強い印象を与えてしまいます。
わし鼻を修正してまっすぐな鼻筋の通った鼻にするには、この接合部の盛り上がりを削ります。
この手術を美容整形の世界では「わし鼻修正」などと呼んでいます。
わし鼻修正では、多くのケースで削った後の鼻に高さが足りなくなりますので、隆鼻術でのプロテーゼ挿入や鼻尖形成術を同時に行って理想的な鼻の高さのバランスを調整します。
盛り上がりの程度が小さい場合には、接合部分をやすりで削るだけで終了します。
骨自体の厚みが2mm程度しかありませんので、わずかしか削ることができず、重症のわし鼻の改善は望めません。
重症のわし鼻の場合は、骨削りと鼻骨の骨切り法を併用して改善します。
まず、骨削りで盛り上がった部分を削り、その後、その周囲の骨を専用のノミで切って内側へ押し込みます。
手術はすべて鼻の穴の中から行いますので、骨削りのみの手術に比べて腫れは長引きますが、傷跡が顔の表面に残ることはありません。
骨を削った後のゴミが顔の中に残るのではないかと心配される人も多いようですが、手術中に目立つ削りかすはすべて取り除きますので心配いりません。
万が一残ってしまった場合でも、自然に吸収・分解されます。
麻酔はわし鼻の程度によって、局所麻酔か全身麻酔かを選択します。
全身麻酔の場合は経過を見るために一日程度の入院が必要な場合があります。
骨切りを行った場合には、術後にギプスを装着しなければいけません。
ギプスを着けている期間は骨の定着の具合にもよりますが、およそ1~2週間程度です。
シャワーは翌日から可能ですが、ギプスを濡らさないように注意する必要があります。
この間に目の周りに出た内出血も自然の肌色に戻っていきます。
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